数に溺れて

「数に溺れて」監督:ピーター・グリーナウェイ、主演:ジュリエット・スティーヴンソン, ジョエリー・リチャードソン, ジョーン・プロウライト

ピーター・グリーナウェイ監督の作品に「数に溺れて:DROWNING BY NUMBERS(1988年)」と言う映画があります。グリーナウェイは、「コックと泥棒、その妻と愛人」等が有名ですが、ファッショナブルで、舞台のような豪華な映画を撮る監督です。バブル時代(80年代後半)に持て囃されましたね。

映画の内容自体は、「難解だ」とか「なんだか分からない」と言われることも多いようですが、あまり気にしないでディテールを楽しむという観方もあるかと思います。

「数に溺れて」は、全編に1から100までの数字が散りばめられています。一種のカウントダウンダウン(アップ?)効果になっています。それを見つけていくこともこの映画の楽しみのひとつです。

この映画が観たあとで、この数字の発見に触発されてポラロイドカメラで街の中の数字を順番に集めていくと言う遊びをしていました。

いくつかの縛りは必要です。室内はNG、連続した住所表示やエレベータの階数表示などもNG、印刷物もNG、風景が基本ですので商品に表示された数字もNG。日常的な通勤・通学の範囲などでは、なかなか制約があります。

数字は順番に集めなければ行けません。1の次は2を探さなければなりません。捜すと行っても当てが有ってはツマラナイので、2に出逢うまで歩き廻ることが必要です。
視線が変わって来ます。街の風景の中から数字だけを追いかけるようになります。何の意味があるあるのか、何の意味もないのですが、1つ数字が進む毎に達成感が有ったような気がします。

何よりも数字を探すためには、いつもと違う道を徘徊する必要が出てきます。マンネリ解消にはうってつけですね。

さて、当時いくつの数字まで達成出来たのか。すっかり忘れてしまいました。どこかにポラロイド写真が埋まっているかもしれません。
スマホのカメラは、今やポラロイド感覚で撮影して、サイトにアップ出来ます。散歩しながらコツコツと撮り溜めてみてはいかがでしょうか?

室内派の方にはグリーナウェイの作品をオススメします。
END。