制作年:2006年(14話)、2009年(28話) ◊ 原作:谷川流 (小説)◊ 監督:石原立也 ◊ 音楽:神前 暁(monaca)◊ 制作:京都アニメーションメーション ◊ (c)2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 (c)2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団

「日常系」と「セカイ系」の激突!?よくぞ!のタイムリープ回。

アニメファンの中には、TV放映時に放映が最も早い地方に宿泊してでも、いち早く新作を早く見たいと思う(いや実際にそう行動する)人々がいるそうです。この作品もそうしたファン層がいたそうで、ある地方のビジネスホテルにそうした強者達が集ったという噂です。
制作年が2006年と2009年の2回に分かれていますが、当初2006年に14話が制作放映され、2009年に14話を追加し、2006年に14話の順番も変えて28話として放映されました。現時点で配信されているのは、ほぼ、2009年(28話)版だと思われます。

人気のある作品ということは知っていましたが、タイトルとキャラクターの絵だけでちょっと敬遠していいました。基本的に前情報をあまり調べて観るということをしないので、本当が面白い作品をいろいろ逃しているのかもしれません。という訳で「涼宮ハルヒの憂鬱」は、放映後数年たってから一気に見ました。京都アニメーション制作ということも見てみようと思ったきっかけです。

ライトノベルが原作ですが、例によって原作は読んだことがありません。本人は知らないが宇宙?の存続の鍵となっているヒロイン「ハルヒ」、ハルヒが暴走しないように、同級生に分して監視をする宇宙人、未来人、秘密結社・・・、そしてハルヒに引きずり回される凡人「キョン」。ハルヒを団長とするSOS団というクラブ活動?にて話は展開します。「キョン」だけは、ハルヒの周りに集まるSF的同級生の存在を知っています。

毎回、退屈しているハルヒが暴走しないようにと、ドタバタ劇が展開するのですが、高校生の「日常系」と異星人達が展開する「世界系」が錯綜し、はちゃめちゃで、いやあ面白いのです。萌キャラかと敬遠していたのですが、なかなかにシュールで独特なのです。全編、キョンのモノローグで進められていくところもハイテンションだけで終わらせない演出が効いています。

さて、人気作だけに「涼宮ハルヒの憂鬱」に関する文章は多くあります。その際に「エンドレスエイト」だけは許せん的な書き込みを目にします。しかし、個人的にはこの「エンドレスエイト」の回こそ、このアニメを喝采するポイントになっています。そのタイトルどおり、8週に渡ってほぼ同じシナリオが繰り返されます。渾身のタイムリープ話の展開です。

夏休みの1日、SOS団の仲間たちでプールに行くところから話は始まります。いろいろあって、最後に喫茶点で「これで夏休みも終わりだね。」的な話になり、ハルヒが「何かやり残している気がする」というところで終わります。翌週、またSOS団の仲間たちでプールに行くところから話は始まります。ほぼ、同じシナリオで8週に渡ってタイムリープが繰り返されます。

始めて、見たときにエンドレスエイトの3話目くらいで、「ははあこれは8週まで行くな。」と直感しました。淡々と8週、ほぼ同じシナリオながら、少しずつ違う話が繰り返されました。これは、日本アニメのひとつの事件と言えます。

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