制作年:2002年 ◊ 原作:高橋しん ◊ 監督:加瀬充子 ◊ 音楽:見良津健雄 ◊ 制作:GONZO DIGIMATION ◊ ©高橋しん / 小学館・東映ビデオ・東北新社・中部日本放送

え?どういうこと?となってしまう。とんでも話。

時々、日本のアニメ(その原作となるコミックを含めて)では、とんでもない発想に出くわします。え?一体どういうこと?この作品は、そうしたハチャメチャ発想の再先発的な存在ではないでしょうか。

『最終兵器彼女』。そのまま、僕の彼女は、この国の最終兵器です。というお話です。このなんの比喩もなく、そのまま過ぎるところがこの作品のポイントです。原作漫画はも人気があり、2006年には実写版映画化もされています。

舞台は、日本の北海道(小樽がモデルのようです。)、本州は既に他国から攻められて壊滅状態の様子。詳細は、情報統制でよく分かりません。どこの国と戦争しているのかも不明。話が進むにつれて、だんだんとこの戦いに地球の存亡がかかっているらしいことが分かってきます。

ほのぼのとした高校生の学園生活、彼女から告白して、「彼女と彼氏」になったところから話は始まります。札幌に買い物に来た彼と男友達、そこで大規模な空襲を受けます。大惨事となった札幌の街に突然、自衛隊の最終兵器となった「彼女」が降り立ち、敵を撃退します。昨日まで普通の女子高生だった「彼女」が突如、自衛隊の最終兵器として登場します。

なんの資質があって「彼女」が選ばれたのか。どんなテクノロジーで彼女が最終兵器に改造?されたのか。何のために誰と戦っているのか?・・・なんの説明もなく話は進んでいきます。

絶大な破壊力を持っていながら、コントロールが巧く出来ないため、敵もろとも味方も含めて街を破壊してしまう「彼女」。故に最終兵器。もう「彼女」しかいないという場面で投入されます。

ほのぼのとしたキャラクタが兵器になる痛々しさ。周囲の人々を巻き込まざるを得ない悲しさ。「彼女と彼氏」の関係を軸に、話は「え、結末もそこまでするの?」というところに行き着きます。

「エヴァンゲリオン」以降の内面世界に入り込むセカイ系といった感じでしょうか。

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